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男性の育児休業制度はいつから変わる!?

赤ちゃんが女性の体の中にいる期間約10か月。

本当に大変ですよね。

 

出産後はもちろん更に慌ただしくなります。

 

ママが大変なので手伝いたいのはもちろん、パパだって生まれてきた我が子の成長を一緒に見届けたいと思う人もたくさんいるでしょう。

 

しかし現在の日本ではサラリーマンのパパが育児にずっと関わるのはなかなか難しい現状ですよね。

 

それを少しでも改善するために、2022年4月から男性の育休制度が変わります!

 

 

 

目次

 

 

 

育児休業制度をわかりやすく!!産後パパ育休(出生時育児休業)

 

2022年、育児・介護休業法が改正されます!

 

なんとなくそんなニュースを見たような気も・・・しますよね。

でも、実際どんなふうに変わるの?

と疑問を持っている方も多いはず。

 

実際自分が育休を取得する立場にならないと、なかなかそんなに詳しく調べたりすることはないですよね。

 

 

そもそも、現在の男性の育休制度は実際どのような状態なのでしょうか。

 

1992年の発足開始から男女ともに取得することができました。

しかし、男性の日本での取得率は現在何パーセントだと思いますか?

 

施行から30年ほどたっていますが、日本の男性の育休取得率は10%程度以下だと言われています。

女性は81%となりますので、大きく差が開いていることがわかりますね。

 

しかも、男性の育休取得者の70%が1週間以内の短期取得なのです。

 

悲しい現実だなあと思うのと同時に、私も日本の企業で働いているうちのひとりですので、

「なかなか男性の長期取得は難しいよなあ・・・」

と思ってしまいます。

(この考えがいけないのですね!)

 

 

ちなみに我が家では出産時、夫が2週間の育休を取得してくれました。

同僚からは「え!取得するの~?!すごいね!」と驚かれたみたいです。

 

2週間でも取得してもらった妻側からすると、正直非常に助かりました・・・!

 

私は里帰り出産を一切検討していなかったので、夫がいなければ産後を一人で乗り越えることは不可能でした!(笑)

 

せめての1週間でも2週間でも、男性の育休取得がとりやすくなるようにと心から願います。

 

 

本題ですが、2021年6月に育児・介護休業法が改正され、2022年4月から段階的に施行されます。

 

これから変わる内容は以下です。

 

◆分割取得が可能になる

◆休業中でも勤務が可能に

◆企業から男性への確認の義務化

◆申請期限を1か月から2週間に

◆大企業は男性の育休取得率の公表を義務化

 

 

とくに今回の改正で注目されているのが、「産後パパ育休」です。

正式には産後パパ育休制度(出生時育児休業制度)と言います。

 

これは通常の育休制度とは別のもので、男性が出産後8週間以内に4週間まで取得可能な育児休業制度となります。

 

これによって通常の育児制度と合わせると子供が1歳になるまでに最大4回の育児休業が可能になるのです。

 

分割して取得できる点や、休業中に勤務が可能になる点などを見るに、日本人がいかに長期休暇を取得することが難しいかということですね・・・。

 

これで少しでも、育休が取得しやすいと思える環境になると良いですね。

 

 

フランスの育児休業制度!!男性の育児休業は義務化させている!!

 

 

男性の育休取得率が高いことで有名なスウェーデン

取得率は9割にも上るといいます。

 

また、フランスでは2021年7月から男性育休の義務化が始まったことは知っていましたか!?

 

父親休業の日数を14日から28日に増やし、そのうち7日間の取得を義務化したのです。

 

素晴らしいことだと思います!

 

「義務化」、これが日本にはないことですよね・・・。

もちろん、難しい企業があることは承知の上です。

 

大企業に取得率を公表することを義務化する前に、

大企業からでもいいから少しずつ取得を義務化してくれたらもっと日本の育休制度は進むと思いませんか?

 

フランスがなぜ義務化したのかという点ですが、フランスの男性の取得率はもともと7割程度です。

 

日本よりはるかに取得率が高い状況ですよね!

ただ、ここからが伸び悩んでいたそうです。

 

公務員などはほぼ9割以上取得しているのに対し、非正規の父親は非常に取得率が低かったところに目をつけました。

 

男女平等の推進を掲げていることもありこの差を埋めようとマクロン大統領が義務化に踏み切ったのです。

違反した企業には、1人あたり7500ユーロ(約95万円)の罰金が科せられるそうです!

 

フランスがいかに真摯に男性の育休取得に向き合っているかわかります。

まとめ

 

取得率が低いと問題視されている日本ですが、実は制度としては「世界一だ」と評されるほどなのです。

 

制度が素晴らしくても、取得する人がいないとあまり意味ないですよね・・・。

宝の持ち腐れになってしまっています。

 

育休はママを助けるだけではなく、男性が育児に関わってパパという自覚を持つようになる大切な時間だと感じます。

 

どうしても男性は女性より親になる実感が湧きづらいと言いますからね。

 

これからの日本の育児が、パパの協力によってさらに良いものになりますように!