給与の振り込みは一般的に銀行振り込みが多いですよね。
今後その概念が変わるかもしれません。
2022年9月13日厚生労働省が労働政策審議会労働条件分科会で給与デジタル払いの制度設計案を示しました。
簡単に言うと、今勤めている企業から銀行振込されていた給与を〇〇Payなどの決済アプリに振り込む事が出来るよう検討しているという事です。
開始時期は2023年春にも使える様に動いています。
給与デジタル払いについては多くの企業が注目しています。
大手法人への調査では、給与のデジタル払いを検討している法人は約26%にもなり、大手企業の4社に1社は導入に前向きな傾向です。
ただし、急に全体でデジタル払いすると混乱が懸念されるため、61%の企業が希望者のみ対応する方針。
では給与振り込みが決済アプリに入る事でのメリット、デメリットはどのような事が考えられるか確認していきましょう。
目次
給与デジタル払いってなにがいいの!?メリット・デメリット!!
給与デジタル払いでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
・銀行から決済アプリへ移行の手間がかからない
・アルバイトや外国人労働者が給与受け取り方法を選択出来る
デメリット
・会社が潰れた際の金額の保証
・不正利用などのセキュリティへの不安要素
・通信障害やアプリのトラブルが起きると引き出す手段がない
今回の給与デジタル払いでは主に遅れているキャッシュレス化の推進やアルバイト、外国人労働者に合わせた給与支払い方法を選択出来る形にしたという事ですね。
普段から決済アプリを使用している人であれば銀行からわざわざ移す手間が省けるので便利になります。
しかし、デメリットの部分で挙げた金額の保証やセキュリティ面での問題は解消されたわけではありません。
また、最近でもありました携帯会社で通信障害などがあった際にも使えなくなってしまう事も注意しておかなくてはいけませんね。
今のご時世銀行が潰れないという神話を信じる事も危険ではありますが、それでも大手であればまだ不安は少ないかもしれません。
ネガティブな面も話しましたが、それでは給与デジタル払いは私たち個人にはあまりメリットがないのでしょうか?
実はあくまで予想ではありますが、最近は短期間ごとや少額ずつの給与受取りが可能となるようになったり、各決済アプリ業者が利用してもらうためにポイントが付く可能性もあります。
そうなると、いつもの給与が気持ち増えるということになります。
これは嬉しいことですよね。
国がキャッシュレス化を進めるという事は他にもそれに応じて公共料金等の各種支払いも対応されていくのではないでしょうか?
これを機にキャッシュレス化に慣れていくのもありかもしれませんね。
給与のデジタル払いだけじゃない!!いまは給与明細もデジタル化!?
給与のデジタル払いだけではなく、給与明細もデジタル化が進んでいる事はご存じでしょうか!?
給与明細のデジタル化にする事でデータで管理が楽になる、いつでも給与明細が確認できるようになるなどがあります。
管理者側ではコスト削減やミスの減少、業務効率化など挙げられます。
情報漏洩のリスクや継続でコストはかかるもののそれ以上の利便性の高さを感じますね。
日本は諸外国に比べまだまだデジタル化は遅れています。
是非、国としてデジタル化を推し進めていただきたいですね。
まとめ
2022年9月13日厚生労働省が労働政策審議会労働条件分科会で給与デジタル払いの制度設計案を示しました。
簡単に言うと、今勤めている企業から銀行振込されていた給与を〇〇Payなどの決済アプリに振り込む事が出来るよう検討しています。
メリットは銀行から決済アプリへ移行の手間がかからない事やアルバイトや外国人労働者が給与受け取り方法を選択出来る事にあります。
しかし、課題として入れた金額の保証やセキュリティなどが挙げられています。
ただ、予想ではありますが、短期間ごとや少額ずつの給与受取りが可能となるようになったり、各決済アプリ業者が利用してもらう為にポイントが付く可能性もあります。
そうなると給与デジタル払いを利用する事で少しお金が増える事になりますから試しでも使ってみるのも良いかもしれません。
デジタル化は給与デジタル払いだけではなく、他にも給与明細などで始まっています。
データ管理やすぐ内容を確認できるという事で利便性は高いです。
デジタル化を進めるうえでコストやセキュリティ面での課題は常に上がってきますね。
しかし、日本のデジタル化は遅れていますので、国全体で推し進めていけるといいですね。