初めてカットする赤ちゃんの髪の毛を記念に残したいと「筆」にする親御さんは、最近多くなってきました。
そこで、今回は初めてカットする赤ちゃんの髪の毛を筆に残す意味や筆以外にどのような形にして残すことができるのかなどをご紹介したいと思います。
目次
ファーストヘアカット‼赤ちゃんの髪の毛を筆にする意味!?
実は、赤ちゃんの髪の毛はママのお腹にいる時から生えはじめ、生後一度もカットしていない髪の毛は柔らかく繊細で毛先が自然と細くなっている貴重な髪の毛なのです。
そんな「産毛」(うぶげ)・胎毛(たいもう)と呼ばれる貴重な赤ちゃんの髪の毛を「形にして残したい」ということで、「筆」として残すことが最近では定番化してきたのです。
また、この筆は記念として置いておくだけでなく実際に筆として使用することもでき、書道上級者や書道愛好者の中には赤ちゃんの髪の毛で作られた筆を使用されている方も多くいらっしゃるのです。
・「赤ちゃん筆」に込められた意味
赤ちゃんの髪の毛で作られた筆は「赤ちゃん筆」と呼ばれたり、「胎毛筆」「誕生記念筆」などとも呼ばれています。
そして、そんな赤ちゃん筆には「赤ちゃんが生まれてきてくれた喜び」をはじめ「頭脳明晰」(ずのうめいせき)、「長寿」「幸せを願うお守り」などの意味があります。
ちなみに「頭脳明晰」とは、判断や思考にくもりが無くハッキリしている意味です。
・「赤ちゃん筆」に適した時期
「赤ちゃん筆」を作るための髪の毛に適した時期は、伸びの個人差もありますが生後半年以降と言われています。
とは言え、時期で決まっているというよりは、必要な髪の毛の長さと量が揃ってからの方が大事なので、
「生後すぐだと早いのかな…」
「髪の毛がなかなか生えてこないからできない…。」
とあきらめないでくださいね。
・「赤ちゃん筆」に必要な髪の毛の長さと量
赤ちゃん筆に必要な髪の毛の目安としては、
「髪の毛の長さは5cm以上」
「直径2cmから3cmの束の量」
と言われています。
ただし、作成する筆の種類や業者さんによって違いがあるので、作りたい赤ちゃん筆の業者さんに確認してから作るようにしましょう。
ちなみに、日本の記念日を管理している「日本記念日協会」において、
8月20日は「誕生記念筆の日」、
3月8日は「赤ちゃん・子どもカットの日」
として記念日認定されているんですよ。
他にもあるの!?初めてカットする赤ちゃんの髪の毛を筆にする以外の方法
初めてカットする赤ちゃんの髪の毛は、「筆」にする以外にも様々な方法があります。
・桐箱のケース
カットした髪の毛を桐箱に保管する方法です。
桐箱は、カビに強いので長期保管にピッタリです。
将来、お子さんが大きくなった時にプレゼントするなんて人もいらっしゃいます。
また、髪の毛を束ねるリボン付きや桐箱に名前を刻み込んでくれる業者さん、赤ちゃんの手形を箱に残してくれる業者さんもあります。
・小瓶のケース
小瓶にカットした髪の毛を保管する方法です。
中身が見えるのが特徴で、パッと見る度に生まれてきてくれた喜びなどを思い返すことができます。
・透明のスタンドフレーム
透明のスタンドフレームに挟んで、飾れるタイプの方法です。
フレームに名前を入れてくれたり誕生石を添えてくれる業者さんもあります。
赤ちゃんの髪の毛っていつ切るの!?切るタイミングはみんな違う‼
赤ちゃんの髪の毛で筆を作りたいと思った時に迷うことの一つが「髪の毛っていつ切るの?」ということ。
もちろん、赤ちゃんによって生まれてきた時の髪の毛の量は違いますしその後の伸び具合も個人差があります。
なので、いつ切るのが正解という決まりなどは無く、
「前髪が目にかかってきたから」
「横の毛が耳にかかってきたから」
というタイミングが良いと思います。
・前髪が目にかかってきたから
赤ちゃんの視力は、物を見ることで発達していきます。
なので、髪の毛が目にかかってしまうと視界が悪くなり、成長を損なってしまうことになります。
また、赤ちゃん自身も目に髪の毛がかかってくると不快に感じてしまいます。
そうなる前に早めにカットしてあげてくださいね。
・横の髪が耳にかかってきたから
横の髪が耳にかかってくると赤ちゃんが耳をかゆく感じることがあります。
そこから耳をかきむしって耳を傷つけてしまう可能性もあるので、早めにカットしてあげてくださいね。
初めてカットする赤ちゃんの髪の毛。
最近では、赤ちゃん筆にする親御さんも多くなってきましたが他にもケースや小瓶に保管する方法もあります。
「桐箱に入れていつか子どもにプレゼントしたい。」
「見える小瓶に入れて身近に生まれた時のことを思い返したいという方。」
など、親御さんの想いに合わせて大切に保管してくださいね。